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2011 03,24 19:25 |
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気がついたら前回のアップから一週間空いてしまいました。
どうも書き込む気持ちにムラがあり、いけませんなぁ。 さて、クライストチャーチの地震を通して気がついたこと、三回目は情報管理について少し思ったことを。 クライストチャーチの震災でCTVビルが崩壊してしまい、不幸にもKings Educationに通っていた多くの方々が被害に遭ってしまいました。 実は震災直後、何人の生徒がこの学校に通っていたか学校もきちんと把握できておらず、何人行方不明になっているか、誰がこの学校に通っていたか不明な状態が何日か続きました。 (これは学校の不備ではなく、毎日のように生徒が入学したり辞めたりする、語学学校ならではの特殊な状況であることを記しておきます) また生徒の近親者の情報、家族への連絡先などの情報も把握に時間がかかり、混乱した状態が一週間ほど続いたようです。 なぜそのようなことが起こったかというと、 1.建物が崩壊してしまったため、生徒を管理していたPCや台帳類ががれきの中に埋もれてしまった 2.学校のサーバーを近くのデータセンターに置いていたが、そのデータセンターの建物も被害を受け、サーバー自体にアクセスできなくなった(その建物が危険のため、最終的にもサーバー自体を取り出すこともできなかったようです) その状況を自分が今までいた環境に置き換えてみると、たとえば私が働いていた多くのホテルはその建物内にコンピュータールームがありました。もし同じように地震が起き、建物自体に出入りできない状態になった場合、そのホテルのその日の宿泊客リスト、過去の売り上げ、顧客データなどは同じように取り出せなくなる恐れが多分に考えられます。 またデータセンターを使っているホテルもありましたが、通常データセンターは一カ所だったため、そのデータセンター自体も被災してしまった場合、同じ問題が起こりえます。 過去のデータはともかく、その日の宿泊客リストを取り出せないとなると、誰がホテル内にいて誰がまだチェックインしていないのか、ゲストの安全確認を行う上で非常に大きな問題になりうるでしょう。 危機に際しての情報管理は、会社だけに当てはまりません。 クライストチャーチ、いやニュージーランドで私の一番お気に入りだった、和食レストランKinjiさんも地震の被害に遭われたのですが、震災後は店に立ち入ることも許可されず、産経新聞に「地震後は店のある市街地への立ち入り制限が続く。常連客の連絡先や、職人の血が通う20年分の“レシピ集”が気がかりだ。」と記されています。 先日メールをいただくことができ、幸いにもこれらの情報は大丈夫だったようですが、もしこれらの情報が金庫などに入っていなければ、瓦礫のなか、もしくは火事などで焼失してしまっていても不思議ではありません。 我が家で言うと、嫁さんの会社の経理データや今までの教育図書の情報など、家のパソコンのハードディスクと、プリントアウトしたものが無造作に段ボール箱の中に入っているだけの状態ですが、可能性は低いとはいえもし災害にあった場合、災害後のダメージ、仕事の再開のことを考えると、それに備えてデータをきちんと管理しているのとしていないのでは、天と地の差があります。 こういう情報は日頃金庫に入れておくだけで、災害後すぐに取り出すことはできなくても、後日に瓦礫から掘り出したり、火事から情報を守ってくれるはずです。 今回日本で不幸にも東日本・太平洋側の町、村が多く流されてしまいましたが、住民台帳自体が流されてしまい、住民の確認すら困難な町が多くあるという報道も目にしました。 クラウドで管理するのか、複数のデータセンターを持つのか、金庫で管理するのか、何がいい情報管理なのかは規模や形態によって大きく変わるでしょうが、万が一のためにきちんと情報を管理しておくことがかなり重要と言うことを、今回の震災を通して学びました。 ということで、いりけん家は週末金庫を買いに行ってきます。 PR |
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